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レーザー色素と粘土鉱物の複合化による固体発光材料の創製を目的として、これまでRhodamine 6GとMontmorillonite及びTaenioliteとの複合化に関して検討を行ってきた。その結果、界面活性剤で修飾した粘土層間へのRhodamine 6Gの共吸着により、Rhodamine 6Gと粘土のみの複合化では観測されなかった蛍光発光が観測された。本発表では、Rhodamine 6Gを包接した親油性粘土の膜化を試み、得られた膜の評価を行うことで、包接されたRhodamine 6Gの状態と分光学的特性に関して報告する。