製薬用水の化学属性(TOC と導電率)のためにオンライン試験に基づき連続的に局方水(精製水及び注射用水)を放出することは,一般的である。
しかしながら,その微生物属性が,微生物コロニーを増大させ,列挙するのに必要な時間のため,評価されなかった可能性があるので,この水の放出は「危険にさらされている」。
一例として,従来の培養法による我々の水系の微生物属性のモニタリング中に,我々は週毎に,不安定で時々不合格な結果を観察した。
問題の水のシステムが製品開発の一手段であり,製剤品を扱う用途に対する水のシステムではないにも拘らず,化学および微生物管理の維持は最も重要である。
週毎のより多くの試料を用いて伝統的な試料採取の頻度を増加させる代わりに,我々はアットラインで,リアルタイムの,蛍光ベースの微生物検出技術を使用した。
後で精製工程の失敗の結果となったこれらの周期的試験機能不全は24-30時間毎に起こっていて,従来の培養法による微生物検出方法ではこれらの不合格を容易に検出することができなかったかもしれない。
連続的なデータを調べることによって,我々は自動蛍光計数値をタンクの充填工程に関連させ,そしてそのタンク充填工程を混床式イオン交換樹脂の消耗に相関させた。
再循環ループが微生物測定数を減らしたのに並行して,数時間にわたる以降の減衰後に微生物数の急増が観察された。
連続的に測定する(毎秒)ことによって,我々は周期的で深刻な精製機能不全を観察した。
我々はそれらの不合格を是正し,それによって一貫した局方遵守の水質を生産し,かつ重要な精製工程の保全の必要事項,すなわち,活性炭やイオン交換樹脂のような,時間とともに消耗されるプロセスの維持の必要事項を同定するための前兆となる手法を得た。