理論応用力学講演会 講演論文集
第57回理論応用力学講演会
セッションID: 2B07
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OS3-2 構造物の動的解析
均質化法によるハニカム構造材料のマルチスケールクラッシュ解析
*仲村 岳弓削 康平
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抄録

自動車の衝突安全性能評価試験のひとつにハニカム構造からなる可変形バリアが利用されている.シミュレーションによりその変形挙動を精度良く把握することで設計段階におけるコスト削減を期待できる.シミュレーションにおけるハニカム構造のモデル化は,実験的に求めた等価構成則を与えたソリッド要素による手法や,ハニカムの微細構造へ直接要素分割を施す手法などが採られている.しかし,前者は複雑な変形を伴う衝突形態に対しては定量的な精度に限界があり,後者は計算機負荷が高いという問題がある.そこで本研究では均質化法によるマルチスケール解析によりこれら問題点の解決を試みる.定式化は自動車の衝突解析で一般的に用いられる陽的時間積分法に基づく解析コードでの使用を前提に実施し,数値例によってその有用性を検討した.

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© 2008 社団法人地盤工学会
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