理論応用力学講演会 講演論文集
第56回理論応用力学講演会
セッションID: 3H18
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OS12-3 バイオメカニクスとその周辺
昆虫の自由飛翔モデルにおける2つの飛翔モードの共存
*飯間 信
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キーワード: 昆虫飛翔, 渦運動, 分岐解析
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抄録

昆虫の自由飛翔を、簡単なモデルを用いて調べた。このモデルは 水平に振動する楕円翼と振動中心に置かれた質点からなり、質量は すべてその質点に集中している。この点は鉛直方向のみに運動する事が許されており、その運動は流体力学的力を外力とする運動方程式で決定される。 このモデルを、周囲の流体運動込みで数値計算した。その結果、 このモデルは、はばたき運動を含むすべてのパラメータを固定しても、2タイプの飛翔を実現することが分かった。1つは定常飛行であり、重心は周期運動をして平均的には等速度で進む。もう一つはさまよい飛行と呼ぶべきもので、重心は非周期運動をする。これらの飛翔は初期条件によりどちらが選ばれるか決まっており、分岐解析により可能な飛翔の選ばれ方が明らかとなる事を示す。

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© 2007 社団法人日本機械学会
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