大阪逓信病院
1996 年 38 巻 6 号 p. 626-629
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87歳, 男性。数年前から外傷の既往なく左第1趾爪が変形しだし, 約1年前から痛みだしたが, 誰にも見せず放置していた。初診時, 左第1趾爪は白濁肥厚, 迂曲変形し後爪郭に陥入して反応性肉芽と潰瘍を形成していた。抜爪により自他覚症状は改善した。直接鏡検で白癬菌を認めたため, 爪白癬に伴う爪甲鉤弯症と診断した。特異な臨床像を呈した爪甲鉤弯症と考え報告した。
皮膚の科学
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