主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
CeIrIn_5_は常圧で超伝導転移温度T_sc_ = 0.4 Kをもつ超伝導体であり、2.8 GPaの圧力下で最大のT_sc_~1 Kを示す。この圧力領域は磁気的な量子臨界点から離れており、磁気揺らぎとは異なる起源をもつ超伝導であると考えられている。核四重極共鳴の研究からCeIr(In_1-x_Cd_x_)_5_のx=0.05では圧力下で最大T_sc_=1.25 Kを示しCeIrIn_5_より30%高い値が得られている。本研究では超伝導転温度上昇の起源を明らかにするためCeIr(In_1-x_Cd_x_)_5_のx=0.05及びCd置換量の異なる試料の圧力下での交流比熱及び電気抵抗測定を行った。