日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 13pKE-15
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FeSe系における超伝導発現機構の理論研究
山川 洋一大成 誠一郎紺谷 浩
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抄録

近年、FeSe系における軌道秩序相近傍の超伝導が大きな注目を集めている。そこで本研究ではd-pハバード模型に基づき、電子相関の高次項に由来するバーテックス補正を考慮して、FeSe系の超伝導を議論した。その結果、FeSe系の強い軌道揺らぎがバーテックス補正によりさらに増強され、電子ドープFeSeにおいてフルギャップ高温超伝導が実現する事を見出した。当日は、バルクFeSeや他の鉄系超伝導体についても併せて議論する。

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© 2016 日本物理学会
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