著者所属:大阪大学教養学部物理教室
1973 年 28 巻 4 号 p. 290-295
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電気分極の秩序状態を生ずる機構について, 空間および時間の関数である分極を担う変数が, 力学変数である場合と, 統計変数とみなされる場合につき, それぞれ微視的に考察する. その際, すでに確立されている相転移の現象論と対比させて, 現象論では物理的内容の不明であったパラメーターを微視的に基礎づけるという形でのべる. 更に最近の発展として秩序変数が分極以外の変数をふくむ場合についても, 微視的立場から多変数系の秩序化の特性を明らかにする.
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