大阪大学大学院生命機能研究科
2007 年 62 巻 3 号 p. 185-188
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相転移点近傍のKDP結晶の光散乱スペクトルにはセントラルピークと呼ばれる強い準弾性散乱成分が見られ,ソフトモードとしての振舞いを示すものとして古くから注目されてきた.このセントラルピークの光散乱スペクトルを精密に測定することにより,ストークス・反ストークス散乱強度比が一般的に知られているボルッマン因子にならないことが判明した.この実験の意義とゆらぎの量子性・古典性について述べていきたい.
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