2000 年 18-0 巻 p. 109-121
ソフトウェア仕様は,環境の変化や仕様の誤りによって変更される。これらの変化や仕様の誤りは,現行のソフトウェア仕様の矛盾ととらえることができる。本論文は,一貫性制約およびホーン節からなる論理仕様の変更を行って矛盾が生じるときの回避方法について,以下を述べる。·矛盾を回避するための仕様を極小に変更させる手法の定式化·仮説論理プログラミングによる計算手法·本定式化による仕様変更の応用例—データベース仕様の変更—モジュール構成の仕様変更—BalzerのPollution Markerの追加/削除