肩関節
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症例報告
リバース型人工肩関節置換術後感染に対して持続的局所抗菌薬灌流を施行した一例
橋村 剛間中 智哉伊藤 陽一市川 耕一平川 義弘中澤 克優飯尾 亮介山下 竜一岡田 彩夏松田 淑伸中村 博亮
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2022 年 46 巻 1 号 p. 236-240

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抄録

 リバース型人工肩関節置換術(RSA)後感染に対して持続的局所抗菌薬灌流(CLAP)を施行した1例を経験したので報告する.症例は87歳女性.6か月前に右肩化膿性関節炎を発症し,鏡視下デブリドマン施行.抗菌薬治療後にRSAを施行した.術後3週で創部に感染兆候出現し,各種検査所見よりRSA術後人工関節周囲感染と診断.洗浄,デブリドマン,インプラント交換及びCLAPを施行.術後1年で感染の再燃なく経過良好である.

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© 2022 日本肩関節学会
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