肩関節
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症例報告
烏口突起偽関節を伴うてんかん患者の反復性肩関節前方脱臼の1例
西本 竜史五藤 和樹
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2019 年 43 巻 2 号 p. 642-644

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抄録

 36歳女性,主訴は左肩脱臼不安感.28歳時にてんかん発作にて初回脱臼.30歳時に他院にて鏡視下Bankart修復術を施行したが,36歳時に再脱臼.CTでは関節窩 ・ 骨頭とも骨欠損があり,烏口突起先端の偽関節を認めた.偽関節骨片を用いた直視下Latarjet法に鏡視下Bankart法を併用し,脱臼不安感は消失.偽関節による骨吸収で小さくなった烏口突起骨片でもLatarjet法に使用し,脱臼制動効果があることが示唆された.

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© 2019 日本肩関節学会
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