非切除胃でGastritis Cystica Profundaを背景に発生した早期胃癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術を施行した2例

谷田 恵美子; 和泉 元喜; 山田 英司; 澤邉 文; 細野 邦広; 光永 眞人; 阿部 剛; 白濱 圭吾; 金崎 章; 阿部 光文

doi:10.11280/gee.51.348

症例

非切除胃でGastritis Cystica Profundaを背景に発生した早期胃癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術を施行した2例

谷田恵美子, 和泉元喜, 山田英司, 澤邉文, 細野邦広, 光永眞人, 阿部剛, 白濱圭吾, 金崎章, 阿部光文

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キーワード: Gastritis Cystica Profunda, 早期胃癌, 非切除胃, 内視鏡的粘膜下層剥離術, 胃粘膜下異所腺

ジャーナルオープンアクセス

2009 年 51 巻 3 号 p. 348-354

DOI https://doi.org/10.11280/gee.51.348

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抄録

非切除胃で早期胃癌を合併したgastritis cystica profunda（GCP）2例に対し，内視鏡的粘膜下層剥離術を施行した．粘膜層に癌組織，粘膜下層にGCPを広く認めた．いずれも癌細胞の粘膜下層への直接浸潤は認めず，1例のみがGCP内の腺管上皮細胞を置換しながら進展していた．この例のGCPはKi-67とp53が陰性で，以前の報告と異なっていた．超音波内視鏡は術前のGCPの検出に有用であった．GCP合併早期胃癌の治療方針は，さらに症例を集めての検討を要する．

責任著者(Corresponding author)

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