川崎医療福祉大学医療技術学部リハビリテーション学科
橋本義肢製作(株)
2013 年 29 巻 4 号 p. 266-269
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本論文の目的は,我々が検討を行っているハーネスを用いない前腕能動義手を紹介することである.検討過程におけるこの義手の課題は,手先具の制御と義手の懸垂であった.手先具の制御は4段階のレバー式ロック機構によって,義手の懸垂はシリコーンライナーを使用することで改善した.改善した義手は,対象事例の日常生活場面で21カ月間使用し,破損部分への改良を行った.最終的に,作製した義手は岡山県において特例補装具として承認され,公費支給の対象となった.
日本義肢装具研究会会報
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