CHEMOTHERAPY
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歯科口腔外科領域におけるTMS-19-Q・GC錠の使用経験
松本 行洋中川 洋一平本 隆介大坪 和則浅田 洸一石橋 克禮
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1984 年 32 巻 Supplement6 号 p. 588-591

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抄録

われわれは, TMS-19-Q・GC錠を歯科口腔外科領域における歯性感染症 (歯周組織炎7例, 顎骨炎3例, 智歯周囲炎1例) に使用し, 次の結果が得られた。
1) 1日6錠 (600mg) 投与群についてみると, 歯科口腔外科領域の抗生物質効果判定基準検討委員会報告による評点法では著効5例, 有効4例, 無効1例で有効率90.0%てあった。一方, 主治医による判定では, 有効8例, やや有効1例, 無効1例で有効率80.0%であった。1日9錠 (900mg) 投与したのは1例のみで, 評点比による判定では著効, 主治医判定では有効であった。
2) 副作用については, 11例中1例に胃部不快感を認めた。臨床検査値への影響については, 本剤投与によって大きな変化を示した症例は認められなかった。

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