CHEMOTHERAPY
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Cefoperazone (T-1551) の内科領域における臨床的検討
伊藤 章進藤 邦彦福島 孝吉神永 陽一郎
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1980 年 28 巻 Supplement6 号 p. 445-454

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抄録

Cefoperazone (CPZ, T-1551) を臨床的に応用し下記のような結果を得た。
1) E. coli, Klebsiella, Serratia, Enterobacter, Pseudomonas aeruginosa, P. cepaciaに対してはCEZと比べるとCPZははるかにすぐれた抗菌力を示した。
2) 臨床的には17例の感染症に用い, 著効1例, 有効10例, 無効6例で有効率64.7%であった。
3) 副作用および本剤によると思われる臨床検査値への影響は認められなかった。
4) 症例を選んで用いることにより, 今後有用な抗生剤となり得るであろう。

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