日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: PA-30
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常州梳篦制作における竹材活用の工程とその変遷
*蘇 文宇青木 宏展植田 憲
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抄録

梳篦は身近な生活用具として、外観こそシンプルではあるが、制作工程は複雑でかつ繊細である。複数の工程があり、多くの人が協力しなければ完成できない。その過程の中で、梳篦工芸のうち竹工芸のひとつとして地域住民も参加できる生活のつながりを築いてきたと言える。地域と地域、人と人との協力を通じて、できる限り竹資源を活用する。そのつながりは知らず知らずのうちにできており、分業化の関係だけでなく相互に協力して資源を活用する関係となった。

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