日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第65回春季研究発表大会
セッションID: PA-20
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市民の愛着を生み出す、路線バスのグラフィック設計
藤枝市シビックプライド可視化の研究
*森本 涼子藤田 真実保渡邊 菜摘安武 伸朗
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抄録

市民がその街の暮らしを愛おしく感じる機会はたくさんあるが、路線バスのグラフィックもそうした愛着の醸成につながるだろうか? 本稿は、静岡県藤枝市が若者の人口流出を防ぐために実施したラッピングバスのデザインのプロセスを報告する。筆者たちは市民インタビュー、フィールドワークから、3つのコンセプトでグラフィックを設計した。 しかし、本実践について、行政は自らのプロモーションとして捉え、筆者たちは市民が日々目にするメディアとしての中長期的な啓蒙の装置と捉え、齟齬が大きくなっていった課題を論じる

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