日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: A6-05
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多空間デザインモデルに基づくMメソッドシステムの提案
井関 大介*安本 雄貴*余部 昇太*加藤 健郎*松岡 由幸
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抄録

大規模・複雑化した人工物の製品は,膨大な構成要素を持つため,「自由な思考」と「理にかなった思考」の両立が困難である.それを解決するデザイン方法の1つとして,多空間デザインモデルに基づくMメソッドが提案されている.しかし,大規模・複雑化した人工物のデザインを行うためには,膨大なデザイン要素を整理し,それらを考慮したデザイン発想を行うことが必要であり紙媒体を用いたMメソッドでは困難であると予想される.一方,近年では人間の思考活動をコンピュータで支援することを目指す研究が活発となっており,紙媒体で行われてきた思考活動を,コンピュータを用いてデジタル化することにより,紙では困難であった大量の情報を扱うことや,作業データを携帯することなどが可能になると考えられる.そこで本研究では,前述したMメソッドをデジタル化したMメソッドシステムを提案し,Mメソッドを改善することを目的とする.

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© 2017 日本デザイン学会
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