主催: 日本デザイン学会
神奈川県立藤沢工科高等学校
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占い師は筆屋や扇屋、蒔絵師や指物師などのような商品を生産し販売する職種ではないから、その住居は店舗の形態をとってはいなかった。しかし、自己の存在を表示するために往来に面して看板を掲出していたことが、17世紀初頭に成った風俗絵画(舟木本「洛中洛外図」)によって知ることができる。それによると、当時の占い師の看板は、矩形で、中央に算木の図形を、左右に「うらない」などの文字を記した意匠構成であったことがわかる。
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