日本経営工学会論文誌
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遺伝的アルゴリズムに基づく線形連続型-k-out-of-n : Fシステムの最適配置問題の解法
花房 拓山本 久志
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2000 年 51 巻 5 号 p. 436-444

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抄録

線形連続型-k-out-of-n : Fシステムは, n個のコンポーネントが直線状に配置され, 少なくともk個の連続するコンポーネントが故障している時かつ, その時のみシステムが故障となるシステムである.最適配置問題とは, 各コンポーネント信頼度が同一でない場合に各コンポーネントをどのように配置すればシステム信頼度が最大となるかという問題である.本論文では, 線形連続-k-out-of-n : Fシステムに関する最適配置問題に対して, 順序表現方法を直接用いたGAによる解法(G_GA)と, 最適配置の必要条件を満たす配置のみを生じさせる方法を用いたGAによる解法(K_GA)を提案した.そして先行研究による近似解法と提案する2種類のGAの有効性を検証するため実施した数値実験の結果により, K_GAが最も有効であることを示した.

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© 2000 公益社団法人 日本経営工学会
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