2012 年 64 巻 4 号 p. 451-454
2011大震災では広域多所で液状化が発生した.復旧計画を迅速に策定するうえでは,地震後早期に発生箇所を把握する必要がある.本研究では,検出の自動化・標準化のための手法を検討した.クラスター分類と決定木法は最尤法に比べ,ソフトウェア上でのパラメータの調整が煩雑になることが予想された.均一精度で広域を分類するためには,オブジェクト画像を用い,最尤法分類を行うことが最も実用性が高いと考えられた.トレーニングエリアの代表性の確認方法,スクリーニング手法など,作業の自動化・標準化するためには,今後さらなる事例検証が必要である.[本要旨はPDFには含まれない]