1996年4月の日本感染症学会総会において,「感染症学会の課題」という題で感染症研究体制のあり方について述べる機会が与えられ, その内容は感染症学雑誌70巻8号 (平成8年8月) に掲載して戴いた.
その後, O157がわが国において猛威をふるい, 総会の折にお話ししたことが社会的にも重要な意味合いをもってきた.その後第39回日本感染症学会中日本地方会 (成田会長) において特別講演「感染症研究のあり方」をおこない, 前回の講演と関連性があるので, その内容を記述した.
また本論以外に, 地方会関係についてもふれてみた.