脳神経外科ジャーナル
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特集 出血性脳血管障害
出血発症もやもや病の治療戦略
藤村 幹遠藤 英徳新妻 邦泰冨永 悌二
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2016 年 26 巻 2 号 p. 112-116

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抄録

 頭蓋外内血行再建術は脳虚血症状を有するもやもや病に対する有効な治療法である. Japan Adult Moyamoya trialの結果を受け, 直接血行再建術を含めた血行再建術の適応は成人出血発症例にも近年拡大傾向にある. 中でも後方循環系の出血例に対しては血行再建術による再出血予防効果が高く, 手術が特に勧められる. JAM trial後の当該施設における成人出血発症例に対する直接間接複合手術の結果も良好であり, 成人出血発症例に対する血行再建術は有効な安全, 有効な治療法と考えられた. 周術期においては脳虚血, 過灌流症候群の回避が重要である.

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© 2016 日本脳神経外科コングレス
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