兵庫県立姫路循環器病センター心臓血管外科
兵庫県立姫路循環器病センター放射線科
2015 年 55 巻 4 号 p. 59-64
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要旨:亜急性期および慢性期のB 型大動脈解離10 例(偽腔開存型8 例,ULP 型2 例)に対してエントリー閉鎖を目的としたTEVAR を施行した。7 例で頸部動脈バイパス術を併施した。エントリー閉鎖は全症例で3 カ月以内に得られ,脊髄麻痺を認めた症例はなかったが,1 例で術後37 日目に逆行性A 型解離に対して弓部置換術を施行した。術後,完全な偽腔の血栓化は得られていないが,偽腔径の縮小,真腔径の拡大を認めている。
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