日本放射線技術学会雑誌
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3. 当院における保守管理の状況
水野 吉将
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1994 年 50 巻 6 号 p. 767-770

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抄録

当院でどこまで保守管理が可能かということで, 実際に保守管理プログラムを活用して, プログラム上の問題点, 新たに点検項目を加えてはどうかと思われる点を検討した.その結果, (1)保守管理は変動の多い誤差項目において, 1月に1〜2回, 点検日を決めて点検可能な範囲でプログラムを実行していく.(2)保守管理という手間を考慮して, 保守管理料として治療コストの中に組み込むことを検討してはどうか.(3)保守管理項目の頻度が6ケ月以上のものは, 各メーカの定期点検項目に組み込むことも検討してはどうか.(4)通常業務と保守管理を円滑に実行するには常時4〜5名のスタッフが必要である.以上, 当院の現状を基に検討したが, 各施設でもその現状を考慮した保守管理プログラムの活用方法を考えるべきだと思う.最後に, この発表に際して協力して頂きました奈良医大病院中央放射線部放射線治療室の技師諸兄に深く感謝致します.

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© 1994 公益社団法人 日本放射線技術学会
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