図学研究
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速記符号認識のインターフェース
辻合 秀一
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1999 年 33 巻 Supplement 号 p. 151-152

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抄録

本研究は, コンピュータ上で速記符号を入力するインターフェースに何が良いかを模索したことである.コンピュータ上で速記符号を入力したものを認識することは, 前回の発表「速記符号の文字認識」 (1998年日本図学会大会) で行った.このときの入力は, Java環境でキーボードとマウスを使った.今回は, マウス入力を他のデバイスに換えることによる使い易さを考察した.
現在, キーボードとマウス以外の入カデバイスとしては, ジョイスティック, ジョイパット, タブレット, CCDカメラ, スキャナ, データグローブなどがある.また, ウェアラブルコンピュータ用に開発されたキーボードとマウス操作が一つできて手の中に入るHandyKey社のTwiddlerというものもある.本研究では, マウスとの比較としてJava環境で簡単に使えるマウスをエミュレーションするタブレットやTwiddlerの動きに注目した.しかし, オンライン入力の認識を対象としたのでスキャナを比較対象として外した.また, 速記中の動きを捕まえるのには, CCDカメラが分かり易いが通常のCCDカメラでは速記スピードに追従できないのでこれも対象から外した.
そして, 実際の速記と比較し図形の入力と表現の立場からコンピュータ上で速記入力するための入力インターフェースを考察した.

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