北里大学泌尿器科学教室
国立横浜病院泌尿器科
1988 年 79 巻 12 号 p. 2021-2026
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症例は60歳女性. 3カ月前から持続する膀胱刺激症状と肉眼的血尿を主訴に来院した.膀胱鏡, 排泄性尿路造影, CTスキャンにて膀胱後壁に巨大な非乳頭状広基性腫瘍を認めた. 諸検査の結果, 明らかな転移は認めなかった.膀胱全摘出術及び子宮摘出術を施行し, 病理組織学的に神経分泌顆粒を有する膀胱原発性小細胞癌と診断した.術後9カ月を経過した現在, 明らかな転移再発所見は認められていない.
日本泌尿器病學會雜誌
日本泌尿器科学会雑誌
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