茶業研究報告
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γ-アミノ酪酸を蓄積させた新香味茶(ギャバ金太郎)の内容成分について
白木 与志也
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2010 年 2010 巻 109 号 p. 109_23-109_30

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抄録

γ-アミノ酪酸(GABA)を多く含んだ新香味茶であるギャバ金太郎について,その機能性成分や安全性に関する成分の分析を行った。
その結果,GABA含有量は,撹拌・赤外線照射10分以降では,ギャバロン茶の基準である1.5mg/g以上で推移した。
撹拌•赤外線照射により,カテキン類は減少する傾向を示し,テアフラビン類は増加する傾向にあった。50分後の含有量は,カテキン類及びテアフラビン類ともに紅茶とほぼ同程度であった。
カフェイン含有量は,撹拌•赤外線照射により減少する傾向にあった。
フェオフォルバイドaは,撹拌•赤外線照射により増加する傾向にあった。
以上のことから, ギャバ金太郎には,GABA及びテアフラビン類が多く含まれているが,カテキン類の含有量は僅かであることが明らかとなった。また,フェオフォルバイドaの含有量は,クロレラで設定されている基準値以下であることが判明した。

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© 2010 日本茶業技術協会
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