2014 年 63 巻 2 号 p. 330-335
われわれは軽度な不安定性腰椎変性疾患に対してSSCSによる制動術を行っている.5年以上経過した43例の手術成績を検討した.術前JOA scoreの改善率は75.3%.当該椎間板可動域は10.1°が2.3°となり有意に減少していた.MRI上の隣接障害は9例(21.9%)に発生していた.有症状例は5例(11.6%)で1例(2.3%)に再手術を要した.Screwの切損は2本,looseningは2椎間制動術の1例に生じた.椎間の自然癒合は6例(13.9%)に生じた.