整形外科と災害外科
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外反母趾を合併した外反扁平足の治療経験
蓑川 創吉村 一朗金澤 和貴竹山 昭徳井田 敬大萩尾 友宣今村 尚裕内藤 正俊
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2010 年 59 巻 3 号 p. 549-555

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抄録

外反母趾を合併した外反扁平足に対して外側支柱延長固定術とdistal lineal metatarsal osteotomy(以下DLMO法)を施行した2例を経験した.症例1 68歳女性 HV角40°,M1M2角17°の重症の外反母趾とJohnson分類stage IIの外反扁平足を認めた.症例2 64歳女性 HV角50°,M1M2角21°と重症の外反母趾とJohnson分類stage IIの外反扁平足を認めた.2症例ともにDLMO法と外側支柱延長固定術を同時に施行した.術後1年のX線で,HV角(症例1:10°,症例2:12°),M1M2角(症例1:12°,症例2:12°)は改善し,また外反扁平足も矯正されていた.

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© 2010 西日本整形・災害外科学会
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