整形外科と災害外科
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鏡視下腱板修復術後に生じた肩鎖関節ガングリオンの1例
崎浜 智美石田 康行矢野 浩明山本 惠太郎河原 勝博田島 卓也菅田 耕帖佐 悦男
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2008 年 57 巻 1 号 p. 162-166

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抄録

【はじめに】鏡視下腱板修復術後に生じた肩鎖関節ガングリオンの症例を経験したので報告する.【症例】62歳,女性.平成17年4月転倒し右肩腱板広範囲断裂受傷.保存的加療するも右肩痛改善しないため,平成17年10月鏡視下腱板修復術施行した.術後右肩痛改善するも術後7ヶ月,右肩鎖関節痛と同部位に腫瘤出現した.MRIにて肩鎖関節直上にT1 low,T2 highの多房性の腫瘤認め,肩峰下滑液包造影で肩峰下滑液包から肩鎖関節,腫瘤へと造影剤の流出を認めた.肩鎖関節ガングリオンの診断で,平成18年11月肩関節鏡,ガングリオン切除,鎖骨遠位端切除術施行した.術後肩鎖関節痛,ガングリオン再発なく経過している.

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© 2008 西日本整形・災害外科学会
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