Trends in Glycoscience and Glycotechnology
Online ISSN : 1883-2113
Print ISSN : 0915-7352
ISSN-L : 0915-7352
ミニレビュー
脂質ラフトにおける三量体Gタンパク質のシグナル伝達
Kohei YuyamaNaoko Sekino-SuzukiKohji Kasahara
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 19 巻 105 号 p. 19-27

詳細
抄録

スフィンゴ糖脂質とコレステロールに富む形質膜の微小領域である脂質ラフトは、三量体Gタンパク質やGタンパク質共役受容体といった様々なシグナル伝達分子が結合していることからシグナル伝達に関わっている。細胞外の刺激によって、これらの分子の脂質ラフトへの集合状態が変化し、シグナル伝達や細胞の生理的反応を調節している。この総説では、三量体Gタンパク質シグナルの構成要素を濃縮させる空間的区画としての脂質ラフトの役割について焦点を合わせる。

著者関連情報
© 2007 FCCA(Forum: Carbohydrates Coming of Age)
前の記事 次の記事
feedback
Top