Biomembrane signaling project 2, The Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science
2007 年 19 巻 105 号 p. 19-27
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スフィンゴ糖脂質とコレステロールに富む形質膜の微小領域である脂質ラフトは、三量体Gタンパク質やGタンパク質共役受容体といった様々なシグナル伝達分子が結合していることからシグナル伝達に関わっている。細胞外の刺激によって、これらの分子の脂質ラフトへの集合状態が変化し、シグナル伝達や細胞の生理的反応を調節している。この総説では、三量体Gタンパク質シグナルの構成要素を濃縮させる空間的区画としての脂質ラフトの役割について焦点を合わせる。
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