小児期発症の難治てんかん患者41例にロフラゼプ酸エチル (LOF) を追加使用して、その効果を検討した。1) 使用開始1ヵ月の時点の有効率は60.9%であったが、3ヵ月以上継続後には34.1%に低下した。2) てんかん類型では症候性全般てんかん、発作型では強直発作に有効な傾向がみとめられた。3) 脳波上、広汎性てんかん発射に対して有効な傾向をみとめた。4) 各症例における最大使用量とその時の血中濃度にはR=0.691で有意な相関をみとめた。5) 副作用は20例 (48.8%) にみとめられたが、軽度であった。