田辺製薬株式会社総合研究所, 薬物代謝研究部
田辺製薬株式会社総合研究所, 有機化学研究部
1977 年 26 巻 4 号 p. 238-244
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SA-504をラットに経口または静脈内投与し, 尿および胆汁中に排泄される呈色物質の検討を行った。呈色物質は少なくとも2種類以上存在した。それらはいずれも微量であり, しかも不安定であるため, その単離および構造決定には至らなかった。しかし, SA-504の14Cおよび3H標識化合物, 並びにその関連化合物を用いて検討した結果, 呈色物質は生体の異常代謝により生じた色素に由来するものではなく, SA-504自身による代謝物であることが推定できた。
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