1977 年 26 巻 11 号 p. 790-795
RI腎動態解析のため, 局所レノグラム作成と, 2つのfunctional image (FI) を作成した。99mTc-DTPA (またはEDTA) を用いて45枚 (36枚) の像を得, これよりカーソル指示を行った点から, それぞれ左右に13点の単位pixe1のレノグラムを作った。FIは, 注射後からのフレーム数で示されるpeak arrival time (PAT) imageと, そのときの計数像 (PC image) を作成した。このさいbody backgroundは除外した。局所レノグラムからは, 従来のROI法では得られない局所の変化が観察され, また2つのFIは, 下部尿路の機能的変化を要訳する形で像が示され, 動態情報を定量的に知ることができる可能性が示唆された。