2014 年 56 巻 9 号 p. 579-584
核燃料部会は,福島第一原子力発電所の廃止措置や今後のシビアアクシデント対策に関する研究開発等に対して基礎データを提供することを目的として,2012年7月に溶融燃料サブワーキンググループを設置し,シビアアクシデントに関する国内外の既往研究のうち,炉内外試験,核分裂生成物放出試験,溶融燃料の挙動に関する試験,材料間の反応に関する試験など,核燃料に関するものについて調査し,今後の課題を取りまとめた。本稿では,溶融燃料サブワーキンググループの活動の成果を紹介する。