日本製鉄株式会社鉄鋼研究所
日本製鉄株式会社厚板技術部
2020 年 69 巻 3 号 p. 77-82
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Cr-Cu-Ni-P系およびCr-Cu系耐候性鋼の44年曝露後の保護性さびを分析し,従来研究(曝露32年以下)と比較した.44年曝露材の保護性さびは,結晶性のα,γ-FeOOHからなる偏光層,微細なα-FeOOHからなる消光層で構成されていた.消光層にはCrの濃縮およびCuの局所的分布が認められ,Pは消光層およびさび上部,Niはさび層全体に存在していた.さび層の構造およびCr,Niの分布は,過去の32年以下の曝露材と一致したが,Cu,Pには差異が認められた.
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