上智大学大学院 理工学研究科
上智大学理工学部 機能創造理工学科
東京電力株式会社 技術開発研究所
2012 年 61 巻 6 号 p. 249-256
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チオシアン酸アンモニウム水溶液浸漬によるPC鋼棒の水素吸蔵挙動を明らかにするため,水素存在状態,酸化皮膜,比液量,浸漬時間,溶液温度の影響について検討した.本溶液の特徴は,浸漬時間とともに水素量が増加し,ピークに達した後,一定で保持されずに減少する.この水素量減少の主要因は,PC鋼棒表面に形成される腐食生成物である.また,腐食に伴うpHの上昇などの溶液の経時変化もわずかであるが水素量減少に影響を及ぼす.
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