岩手大学農学部
岩手大学連合農学研究科
宮城大学食産業学部
2005 年 18 巻 6 号 p. 655-662
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生産向上と生活環境の改善を目的として展開されてきた農業農村整備事業は,多くの利益をもたらす反面,周辺の生態系にダメージを与えることが指摘され,関連法規の整備とともに,事業の方向性の転換期を迎えている.本研究では,圃場整備事業の一環として保全工法を施されたノハナショウブ群生地を対象として現地観測を行い,群生地の水収支の検討を行ったものである.その結果,群生地を構成する湛水域の水位差と,水収支から推定された損失水量は,40~50 mmであり,6ヶ月間の量としては少量であることが判明した.
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