日本老年医学会雑誌
Print ISSN : 0300-9173
在宅高齢者における転倒の疫学
新野 直明小坂井 留美江藤 真紀
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キーワード: 転倒, 在宅高齢者, 疫学
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2003 年 40 巻 5 号 p. 484-486

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抄録

愛知県常滑市における住民検診に参加した65歳以上の高齢者を対象に転倒の実態を調査した. 2,774人の回答者において, 過去1年間に転倒した人の割合は13.7%であった. 転倒者割合は, 女性に高く, また, 年齢が高い群において高かった. 転倒の発生状況は655人について結果が得られたが, 大部分の転倒が日中, 屋外で発生する, 歩行中の転倒が圧倒的に多い, 転倒原因としては外因の関与が大きい, 骨折は転倒の10%弱に伴う, などの結果が得られた.

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