2006 年 10 巻 1 号 p. 21-28
岩手大学人文社会科学部では、1997年にWWW(World Wide Web)をフロントエンドに用いたシラバスデータベースシステムを構築した。本システムの目的は、学生など一般ユーザが行う閲覧・検索のみならず、事務官が行う科目テーブル・教官テーブルの入力や教官が行うシラバステーブルの入力、さらには事務官が行う1年生用印刷シラバスの原稿(TeXソースファイル)作成もWWWページから簡単に行えるようにして、ユーザすべての利便性をはかることであったが、所期の目的はほぼ達成された。本研究では、シラバスの利便性をさらに高めるために、シラバス情報と図書館情報との連携に関して考察した。