デジタルアーカイブ学会誌
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口頭発表
[15] デジタルパブリックヒストリーの実践としての「コロナアーカイブ@関西大学」
菊池 信彦内田 慶市岡田 忠克林 武文藤田 高夫二ノ宮 聡宮川 創
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 4 巻 s1 号 p. s17-s20

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抄録

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)は、2020年4月に、「コロナアーカイブ@関西大学」の運用を開始した。コロナアーカイブ@関西大学は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下における関西大学関係者の日常の記録や記憶を、ユーザからの投稿によって収集するコミュニティアーカイブプロジェクトである。KU-ORCASでは、コロナアーカイブ@関西大学を、昨今の歴史学の一つの潮流ともなっているパブリックヒストリーの実践として位置づけることで、収集の結果として蓄積されるアーカイブ資料だけでなく、アーカイブするという行為そのものも重視している。本報告では、コロナアーカイブ@関西大学のデジタルアーカイブシステムの構築とともに、資料収集の現状、そしてデジタルパブリックヒストリーとしての実践について、今後の展望を交えて報告する。

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