西日本皮膚科
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症例
非クロストリジウム性ガス壊疽の2例
荒木 嘉浩萱島 研一小野 友道本島 寛之宮田 高雄七里 元亮
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1994 年 56 巻 6 号 p. 1158-1162

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抄録

症例1: 24歳の女性。初診の6日前より外陰左側部に毛嚢炎様の丘疹が出現。徐々に下腹部へ発赤, 腫脹が拡大し, 壊死に陥った。症例2: 32歳の男性。初診の1週間前に右足底に軽い外傷を負った。次第に外傷部が壊死に陥り, 壊死は足背, 下肢まで進行していった。2例とも基礎疾患として糖尿病があった。臨床経過, X線で皮下のガス像の存在および圧迫にて捻発音を認めたことから非クロストリジウム性ガス壊疽を考えた。第1例は広範囲のデブリードマン, 第2例は下腿の切断にて救命し得た。

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© 1994 日本皮膚科学会西部支部
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