西日本皮膚科
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皮膚血管炎の臨床的研究
第2編 Vasculitis Allergica Cutis(Ruiter)の経過ならびに予後
加藤 一郎斉藤 隆三
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1985 年 47 巻 3 号 p. 504-508

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抄録

昭和46年から昭和58年の間に当科を受診した患者のうち病理組織学的に確定した12例のvasculitis allergica cutisについて検討した結果, 1) 成人女子に好発する, 2) 季節的には夏に少ない, 3) 病型では多型小結節型が多い, 4) 多彩な皮疹を呈するのが特徴であり, 6ヵ月以内に治癒する例が多い, 5) 全身症状を伴う例は少なく, また重篤な合併症もみられない, 6) 検査所見では一過性の炎症反応を伴う例が多い, との結論を得た。

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© 1985 日本皮膚科学会西部支部
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