西日本皮膚科
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治療
青年性扁平疣贅に対するLevamisoleの治療効果
川岸 郁朗金子 史男
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1982 年 44 巻 3 号 p. 464-469

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抄録

青年性扁平疣贅患者20例に細胞性免疫能賦活剤であるLevamisoleによる治療を試み, つぎの結果を得た。
1) 20例中8例(40%)に皮疹の完全消退, 7例(35%)に皮疹の軽快をみて, 有効率75%であつた。皮疹の消退した患者ではツベルクリン反応では, 治療前に比してその皮内反応の増強をみた。
2) 副作用と思われる胃腸症状, 感冒様症状, 蕁麻疹様症状および感覚異常の出現を10例(50%)にみたが, いずれも一過性で治療を中止する必要はなかつた。
3) 副作用の点から本剤による治療は積極的に試みられるべきであるとはいえないが, 他剤で効果のみられない長期にわたる患者には試みる価値のある治療法といえる。

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© 1982 日本皮膚科学会西部支部
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