2019 年 75 巻 2 号 p. I_85-I_90
一般利用者にとって目視で確認できない砕波帯内での深みや,沿岸流・離岸流の発生とも深く係る砕波帯内にある溝の発達状況をwebカメラ画像を用いて調べた.鉾田海岸の29, 30号ヘッドランド間に2台のwebカメラを設置して同時観測を行い,それらの画像データの解析により観測期間中における砕波帯内の微地形と流れの発生状況を水難事故の防止の観点から調べた.これにより,砕波帯内の微地形と流れの監視にwebカメラが有効利用できる可能性が明らかになった.