土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Online ISSN : 2185-4653
ISSN-L : 2185-4653
地震工学論文集第38巻(論文)
断層変位を考慮したPC合成桁橋の応答評価に関する一考察
松田 泰治西村 孝梶田 幸秀難波 正幸内藤 伸幸
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2019 年 75 巻 4 号 p. I_285-I_293

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抄録

 日本の高速道路では,地震発生から 24 時間以内に緊急車両が通行可能となるように目標設定されている.しかし,発生した地震動の特性や断層変位などの影響により被災の箇所や程度が異なると考えられるため,地震発生直後に行う橋梁の緊急点検において点検すべき箇所を効率よく決定するのは困難である.2016年に発生した熊本地震を受けて,2017年に道路橋示方書が活断層を考慮するように改定された.今後は,従来の耐震設計で考慮されてきた地震動に加えて,断層変位を考慮して橋梁の耐震性を検討する必要がある.本研究では,断層帯近傍の橋梁に対して,地表地震断層が出現した場合の橋梁の応答に関する検討を行うことで,断層変位が橋梁の安全性に及ぼす影響について検討を行った.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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