千葉大学医学部附属病院麻酔・疼痛・緩和医療科
2021 年 41 巻 2 号 p. 180-187
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スガマデクスはロクロニウムをその内部構造に包接することによって,遊離ロクロニウム血中濃度を急速に低下させ,間接的に神経筋接合部でのロクロニウムを排除することで筋弛緩拮抗作用を示す.抜管時のスガマデクス使用の有用性は明らかであるが,麻酔導入時のスガマデクス使用の意義については,まだ明らかではない.JSA気道管理ガイドラインにおいて,筋弛緩薬の使用とスガマデクスの使用について,CICV(cannot intubate, cannot ventilate)を回避できるかという点について議論した.
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