日本農村医学会雑誌
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症例報告
連日血中濃度測定によりタクロリムスを調整した潰瘍性大腸炎の2症例
杉山 昌秀青木 悠篠原 佳祐宮田 智陽関口 展貴
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2018 年 67 巻 4 号 p. 512-

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抄録

 潰瘍性大腸炎に対するタクロリムスの治療は,早期に高トラフ値に保つことの重要性が示唆されている。我々は添付文書より多い初期投与量で開始し,連日TDMによる用量調節を行なった2症例について検討を行なった。2症例とも10~15ng/mLの高トラフ域を維持されることで症状の改善が認められた。高トラフ域に入ったのが開始後9日目であり,添付文書の投与法と同程度の日数を要した。

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© 2018 一般社団法人 日本農村医学会
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